空のイメージ

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柳澤桂子さんの絵本、生きて死ぬ智慧。
般若心経を現代語に訳された本です。
その中で
P10二行目〜
あなたも 宇宙のなかで
粒子でできています
宇宙のなかの
ほかの粒子と一つづきです
ですから宇宙も「空」です
あなたという実体はないのです
あなたと宇宙は一つです
〜ここまで引用
この様に解釈して訳されています。

なので、こう考えてみました。

まず、先ほどの粒子を、砂として考えてみます。
そして水槽などに、砂をたっぷり入れます。これを、世界や宇宙と考えましょう。世界は粒子で出来ているわけですから、砂で一杯なのです。
そしてどんな形でも良いのですが、とりあえず砂で☆の形をしたものを作ります。この砂で出来た☆を、人間などとして考えます。

でわ砂の入った水槽に、☆を入れてみましょう。

砂の中に、砂で出来た物です。もう全部、砂です。見たところ、区別がつかないで、一つの砂の固まりに見えます。

”尽十方世界是一顆明珠”
諸相を尽く包みこんだ此の永遠なる世界は、そのまま一粒の明るい珠である。
(道元 正法眼蔵1 現代文訳 石井恭二)
という言葉もあるように、世界は一つの固まりに見えます。

また、砂の中から☆を取り出すと水槽の砂が崩れてしまいます。
水槽の砂と☆とが、お互いに関係して支え合っていたからです。
”二つの蘆束(あしたば)は、相依っているとき、立っていることができる。それとおなじように、これがあるから、かれがあるのであり、かれがあるから、これがあるのである。だが、もし、その二つの蘆束のうち、一つの蘆束をとり去れば、他の蘆束もまた倒れるだろう。” 仏教百話 増谷文雄 P23から
この様に相互に関係していることを縁起と言います。

岩波仏教辞典第二版によると、<空>は無に等しいのではなく,すべての事物が無自性(むじしょう)にして縁起することを意味すると説いた とあります。

無自性とは自性が無いということになります。
自性を岩波仏教辞典第二版で調べてみると、
もの・ことが常に同一性と固有性とを保ち続け,それ自身で存在するという本体,もしくは独立し孤立している実体を,<自性>という.
なので無自性は、
固有の本質(自性)をもたないこと.すべての事物は,他のさまざまな事物や構成要素に依存しており,それゆえ固有の本質を欠いているという意味.
となるようです。
空も
固定的実体の無いこと.実体性を欠いていること.うつろ.サンスクリット語のシューンヤは,「…を欠いていること」の意
なので
空と無自性は一緒と言うことになります。

自性である世界ということは、イメージ的には、先ほどの砂の中にプラスチックの人形が混ざり込んでいて、砂とプラスチックの用に全く別々の物がある世界だと思います。
しかし実際には、プラスチックも何もかも粒子で出来ているわけですから、自性である世界ではなく、無自性の世界になるのです。
なので、尽十方世界是一顆明珠で、一つの世界なのです。

しかし、ここでは粒子と言ってはいますが、実際はその粒子よりもっと微少な何かがあるかもしれませんし、宇宙の果ても終わりなく続いて、私たちの宇宙の外に別の宇宙があったりするかもしれません。はっきりとどうなっているかは解らないのです。
粒子も空なのです。

というイメージですが
どうなんでしょう?

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このページは、pod2が2006年2月 8日 11:32に書いたブログ記事です。

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